SUP059  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
SuperKEKB衝突点色収差補正用超伝導6極電磁石システムの開発
Development of Superconducting-Sextuple Magnet for Chromaticity Correction at Interaction Point on SuperKEKB
 
○有本 靖,大内 徳人,川井 正徳,近藤 良也,宗 占国,土屋 清澄,槙田 康博,山岡 広(KEK),岡村 哲至(東工大)
○Yasushi Arimoto, Norito Ohuchi, Masanori Kawahi, Yoshiya Kondo, Zhanguo Zong, Kiyosumi Tsuchiya, Yasuhiro Makida, Hiroshi Yamaoka (KEK), Tetsuji Okamura (TIT)
 
高エネルギー加速器研究機構で建設が進められているSuperKEKBでは最終収束系での色収差を補正するために、 ビーム衝突点を中心とする約200mの直線部に、計16台の補正6極電磁石が設置される。 現在、これらの電磁石は常伝導で開発が進められているが、発生磁場勾配の大きさ、発生可能な多極成分の数、磁場調整のしやすさ等の面では超伝導の方が好ましい。 一方、クエンチによる時間のロス、冷凍機による電磁石の振動等、加速器の運転・ビーム性能の観点から好ましくない点もある。 このため要求性能を満たす超伝導6極電磁石システムの検討を進めている。本講演ではこの超伝導6極電磁石システムの概要について述べる。