SUP057  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
SuperKEKB用フラックスコンセントレータ電源の開発
Development of Flux Concentrator Modulator for SuperKEKB
 
○明本 光生,紙谷 琢哉,設楽 哲夫,中島 啓光,福田 茂樹,本間 博幸,道園 真一郎(KEK)
○Mitsuo Akemoto, Takuya Kamitani, Tetsuo Shidara, Hiromitsu Nakajima, Shigeki Fukuda, Hiroyuki Honma, Shinichiro Michizono (KEK)
 
SuperKEKB計画に向けて電子陽電子入射器の改造が進められている。本発表ではこれに向けた陽電子生成標的直後においてビームを強く収束するためのフラックスコンセントレータ型パルスソレノイドにパルス電流を供給する電源について報告する。負荷コイルのインダクタンスは約1マイクロヘンリーで、実機でのパルス電源のパルス出力仕様は約6マイクロ秒幅の半正弦波形でピーク電流12kA、繰返し50Hz、安定度0.3%(P-P)である。試作機として入射器で使用されているクライストロン・モジ ュレータ電源のPFN回路(パルス成形回路)を改造してピーク電流6kAのものを製作した。現在テストスタンドで試作したソレノイドの磁場分布測定や大電流通電試験を行っている。