SUP046  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
超伝導加速空洞ダンベルの非接触形状測定
Development of Non-contact 3D Measurement System for Dumbbell of Accelerator Cavities
 
○江並 和宏,山中 将(高エネ研)
○Kazuhiro Enami, Masashi Yamanaka (KEK)
 
現在,KEKはCFF(Cavity Fabrication Facility,空洞製造技術開発施設)において,性能を高めつつより製造コストを抑えた9セル超伝導加速空洞の製造方法に関する研究開発を進めている.その一環として,超伝導加速管のハーフセルやダンベルといった部品の三次元形状の非接触測定装置の開発を進めている. 加速管の性能を保証する上で,その形状の測定は重要な課題となる.現在,加速空洞の作製の工程において形状測定が必要な箇所は多い.ハーフセルのプレス時のデザイン形状との誤差測定,ダンベル作成時にアイリス溶接による歪み量測定,それを伸ばして形状を戻す時のモニタ等の測定が必要となる.現在この作業には三次元測定機(CMM)を使用しているが,CMMには,装置が大型である,測定時間がかかる,専門の人間が必要,測定痕がついてしまう等の問題点がある.そこで,ラインレーザを使用して三次元形状を非接触で高速測定する装置を開発して,0.1mmの精度で化学研磨されたダンベル形状を測定することに成功した