SUP043  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
シンクロトロン入射用ライナックの製造
PRODUCTION OF INJECTOR LINAC FOR THE ELECTRON SYNCHROTRON
 
○鈴木 大輔,三浦 禎雄,仙入 克也(三菱重工業株式会社),柏木 茂,浜 広幸(東北大学電子光理学研究センター)
○Daisuke Suzuki, Sadao Miura, Katsuya Sennyu (Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.), Shigeru Kashiwagi, Hiroyuki Hama (Research Center for Electron Photon Science, Tohoku University)
 
東北大学電子光理学研究センターでは、300MeVライナックと1.2GeVブースターシンクロトロンを保有していたが、東北地方太平洋沖地震により、ライナックの高エネルギー部が破損、復旧が困難な状態となった。このためブースターシンクロトロンの入射器として新規に90MeVライナックを導入することとなった。 入射用ライナックは、50MWのクライストロン1台を高周波源として、熱陰極RF電子銃から取り出した電子ビームをSバンド3m加速管2本により90MeVまで加速するものである。三菱重工では電子銃、加速管、高周波源に加えてビーム輸送ラインも含め一括で受注し、2013年1月に納入した。 本発表では上記の入射用ライナックの製造に関する詳細報告を行う。