SUP042  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
ERL主加速部超伝導空洞の開発
Development of ERL main linac superconducting cavities
 
○梅森 健成,江並 和宏,阪井 寛志,佐藤 昌史,篠江 憲治,古屋 貴章(KEK),沢村 勝(JAEA),Cenni Enrico(Sokendai)
○Kensei Umemori, Kazuhiro Enami, Hiroshi Sakai, Masato Satoh, Kenji Shinoe, Takaaki Furuya (KEK), Masaru Sawamura (JAEA), Enrico Cenni (Sokendai)
 
将来光源ERLに向けて、主加速部の超伝導空洞開発を進めてきた。CWで大電流ビームを運転するERLにおいて重要なのは、強力なHOM減衰を実現してビーム電流値を確保することと、電界放出による空洞性能の劣化を抑制する事である。これまで、2台の試作空洞ならびにCompact ERL用の2台の実機9セル空洞を製作し試験を進めてきた。また、この2台の実機空洞は、HOMダンパーや入力カップラーを装着した後、クライオモジュールにインストールされて、大電力試験が行われ、今年の秋以降のERLビーム運転に備えている。空洞設計、空洞処理、縦測定結果、モジュール大電力試験結果なで、これまでの開発状況について報告する。