SUP035  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
LEBRA 100kV DC 電子銃電極形状の最適化シミュレーション
Design optimization of 100 kV DC-gun wehnelt electrode for linac at LEBRA
 
○境 武志,田中 俊成,早川 建,早川 恭史,中尾 圭佐,野上 杏子,稲垣 学(日大量科研 LEBRA)
○Takeshi Sakai, Toshinari Tanaka, Ken Hayakawa, Yasushi Hayakawa, Keisuke Nakao, Kyoko Nogami, Manabu Inagaki (LEBRA, Nihon University)
 
 日本大学電子線利用研究施設LEBRAでは125 MeVリニアックを用い、近赤外FEL及び、パラメトリックX線放射(PXR)の実用化、ユーザー利用実験を行なっている。また2012年には、産総研との共同研究によるコヒーレント放射光(CSR)実用化の一環として、THz光導入チェンバーを設置し実験室まで輸送している。  昨年度までに行った高速グリッドパルサーを導入した電子銃伝送路系の改良により、LEBRA 125 MeVリニアックの電子銃システムは、フルバンチモード、バーストモード、重畳モードの3モードでの運転が可能となった。しかし、この電子銃の電極形状は通常のフルバンチモードの場合を想定して設計しており、バーストモードや重畳モード運転では最適化されていない。そのため、ピーク電流の多い重畳モードやバーストモード運転時は、通常のフルバンチモード運転に比べビームの広がりが予想される。そこで、すべてのビーム運転モードに対応した電極形状の最適化検討をビームシミュレーションから行った。