SUP016  ポスターセッション2  8月4日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
J-PARCリニアックチョッパシステムの開発
Development of RF chopper system at J-PARC Linac
 
○平野 耕一郎,伊藤 崇,近藤 恭弘,篠崎 信一,千代 悦司,三浦 昭彦,森下 卓俊(原子力機構),池上 雅紀,久保田 親,杉村 高志,内藤 富士雄,南茂 今朝雄,方 志高,福井 佑治,二ツ川 健太,丸田 朋史,宮尾 智章(高エネルギー加速器研究機構)
○Koichiro Hirano, Takashi Itou, Yasuhiro Kondo, Shinichi Shinozaki, Etsuji Chishiro, Akihiko Miura, Takatoshi Morishita (JAEA), Masanori Ikegami, Chikashi Kubota, Takashi Sugimura, Fujio Naito, Kesao Nanmo, Zhigao Fang, Yuji Fukui, Kenta Futatsukawa, Tomofumi Maruta, Tomoaki Miyao (KEK)
 
J-PARCリニアックの運転パラメータは、ピーク電流17mA、マクロパルス幅500μs、繰り返し25Hz、ビームエネルギー181MeVである。マクロパルスビームは、RFQ下流のMEBT領域にあるRFチョッパ空洞の電界によって、その一部が蹴りだされ、櫛形構造を持つビームに整形される。この整形されたビームは、パルス幅600nsの中間パルスが1066nsの間隔で並んだ構造である。一方、蹴りだされたビームは、RFチョッパ空洞から約70cm離れた場所にあるスクレーパに負荷される。今後、イオン源、及び、RFQの改造、並びに、加速管の増設を行い、ビーム電流を50mA、ビームエネルギーを400MeVに増強する計画である。ビーム電流を50mAに増加すると、ビームが現状のチョッパ空洞の電極やビームパイプに当たるシミュレーション結果が得られている。また、スクレーパの損傷が懸念される。そこで、ビーム電流50mA に対応したMEBTビームラインに改造する計画である。今回は、チョッパ空洞やスクレーパ等に関するチョッパシステムの改造について報告する。