SUOT06  ハドロン加速器2  8月4日 豊田講堂ホール 11:50 - 12:10
イオン蓄積・冷却リングS-LSRでのMgイオンビームのレーザー冷却
Laser Cooling of Mg ion beam at Ion accumuration and Cooler Ring, S-LSR
 
○野田 章,中尾 政夫(放医研),想田 光(群馬大),頓宮 拓(京大・化研),岡本 宏巳,大崎 一哉(広大・先端研),百合 庸介(原研・高崎研),神保 光一(京大・エネ研),グリーザー マンフレッド(マックスプランク原子核研),何 崢麒(清華大)
○Akira Noda, Masao Nakao (NIRS), Hikaru Souda (Gunma Univ.), Hiromu Tongu (ICR, Kyoto Univ.), Hiromi Okamoto, Kazuya Osaki (AdSM, Hiroshima Univ.), Yosuke Yuri (JAEA, TARRI), Koichi Jimbo (IAE, Kyoto Univ.), Manfred Grieser (MPI-K), Zhengqi He (TUB)
 
京大・化研のイオン蓄積・冷却リングS-LSRでのMgイオンビームのレーザー冷却実験の到達点とその状況を報告する。シンクロ−ベータトロン共鳴結合を用いた横方向間接的レーザー冷却について我々は夙にその実験的実証を報告しているが、その効率はイントラビーム散乱によるヒーチィングの効果のため低く抑えられており、10E7のビーム強度での冷却時間は100秒にも及んでいた。今回ビームスクレーピング及び冷却用レーザーのデチューニングの最適化及び誘導加速器による平衡減速の実施等により現在までに到達した横方向レーザー冷却温度の状況を実験状況と併せて報告したい。