SSFP18  施設現状報告ポスター常設展示  8月3日-4日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
京都大学原子炉実験所FFAG加速器の現状と将来
Current Status and Future Plans of FFAG Accelerators in KURRI
 
○石 禎浩,森 義治,上杉 智教,栗山 靖敏,ラグランジ ジェイビー,阪本 雅昭(京大原子炉),山川 恵美(原子力機構),酒井 泉,高畠 麻緒(福井大学)
○Yoshihiro Ishi, Yoshiharu Mori, Tomonori Uesugi, Yasutoshi Kuriyama, J-b Lagrange, Masaaki Sakamoto (KURRI), Emi Yamakawa (JAEA), Izumi Sakai, Mao Takabatake (Fukui Univ.)
 
現在京大原子炉では、FFAG加速器からのビームを用いて、加速器駆動未臨界システム(ADS)実験や材料照射実験が行われている。ADS実験ではFFAG加速器により100MeVまで加速された陽子ビームを京大臨界集合体(KUCA)内に設置されたタングステンターゲットに衝突させ、その際発生する核破砕中性子を用いて未臨界核燃料体系での核反応の基礎データ収集が行われている。また、材料照射実験では150MeVに加速された陽子ビームを用い、ビーム照射による材料物性特性への影響等の評価を行っている。今後、パルス中性子源としての利用を目指し、ビーム増強を実施中である。現在のビーム運転状況と増強計画の詳細とともに、今後のビーム利用の計画を報告する。