SAP113  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
核物質非破壊検知用220MeVマイクロトロン
Concepts of 220-MeV Microtron for Non-Destructive Nuclear Material Detection System
 
○堀 利匡,全 炳俊,紀井 俊輝,大垣 英明,オマル モハマド,ネグム ハニ,大東 出(京大エネ研),小滝 秀行,神門 正城(原研関西),羽島 良一,早川 岳人(原研東海),酒井 文雄(住重田無)
○Toshitada Hori, Heishun Zen, Toshiteru Kii, Hideaki Ohgaki, Mohamed Omer, Hani Negm, Izuru Daito (IAE, Kyoto Univ. ), Hideyuki Kotaki, Masaki Kando (JAEA, Kansai ), Ryoichi Hajima, Takehito Hayakawa (JAEA, Tokai), Fumio Sakai (SHI, Tanashi)
 
安全安心な社会のための犯罪・テロ対策技術等を実用化するプログラム「ガンマ線による核物質非破壊検知システム」の開発が平成22年度から進められている。システムの実現には高輝度でコンパクトな逆コンプトン散乱ガンマ線発生装置の開発が不可欠であり、原研関西研に設置されている電子エネルギー150MeV のマイクロトロンを利用した基礎実験が現在行われている。実用化には電子ビームのエネルギーを220MeVに引き上げる必要があり、上記の150MeVマイクロトロンをベースに高エネルギー版の検討を行った。既存技術の延長線上に位置づけられ実現が容易な220MeVマイクロトロンの概念と想定される出力ビーム特性について報告する。