SAP097  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
VXI-11プロトコルを用いたJ-PARC MRにおけるスキュー四極電磁石のEPICS制御システム
EPICS-based control system using VXI-11 protocol for skew quadrupole magnets in J-PARC MR
 
○佐藤 健一,山田 秀衛,上窪田 紀彦,高野 淳平(高エネ研),吉田 奨(関東情報サービス),山本 昇(高エネ研)
○Kenichi Sato, Shuei Yamada, Norihiko Kamikubota, Junpei Takano (KEK), Susumu Yoshida (KIS), Noboru Yamamoto (KEK)
 
J-PARC MR(Main Ring)において、新たにスキュー四極(SkewQ)電磁石を制御するために、EPICS(Experimental Physics and Industrial Control System)ベースの制御システムを構築した。この制御システムは、a)Linux搭載のPLCコントローラ(横河電機 F3RP61-2L)、b)ファンクションジェネレータ(Tektronix AFG3000)、および c)バイポーラDCアンプ(エヌエフ回路設計ブロック BP4620)で構成される。ファンクションジェネレータは、F3RP61-2LからEthernet経由のVXI-11プロトコルで制御される。また、バイポーラDCアンプはハードワイヤでPLC I/Oモジュールに接続されている。両デバイスをEPICSから制御するための開発を行った。 実際のMR運転では、ファンクションジェネレータはMRのマシンサイクル(現在2.48秒)ごとにランプ波形を生成し、その波形に基いてバイポーラDCアンプがSkewQ電磁石を駆動する。本制御システムは2012年より開発され、2013年1月から運用を開始した。