SAP093  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
IFMIF/EVEDA加速器制御系とInjectorとのインターフェース試験
Interface test between IFMIF/EVEDA accelerator control system and Injector
 
○高橋 博樹,榊 泰直,小島 敏行,成田 隆宏,前原 直,鈴木 寛光(原子力研究開発機構)
○Hiroki Takahashi, Hironao Sakaki, Toshiyuki Kojima, Takahiro Narita, Sunao Maebara, Hiromitsu Suzuki (JAEA)
 
国際核融合材料照射施設(IFMIF)に関する工学実証及び工学設計活動(EVEDA)におけるプロトタイプ加速器(Linear IFMIF Prototype Accelerator: LIPAc)は、定常運転モードで9MeV/125mAの重陽子イオンビームを加速する。LIPAcの制御システムは、中央制御システム(CCS)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、人員保護システム(PPS)、機器保護システム(MPS)、タイミングシステム(TS)、ローカル制御システム(LCS)の6サブシステムによって構成される。そして欧州がLCSを、日本がその他5サブシステムを担当し、日欧共同で制御システムの開発を進めている。 日本担当のPPS、MPS、TSはハードワイヤを介して加速器構成機器と信号の授受を行うことから、インターフェースの調整、及び、信号・動作の確認が重要である。そこでLIPAc制御系開発当初からこれらシステムの正常動作を確認するために、実機に用いるPLC、MPSユニット等を使ったテストベンチの開発に着手した。そしてEUで行われたInjectorの動作試験において、開発したテストベンチをInjectorと接続し、インターフェースの正常動作確認試験、並びに、信号授受後の機器動作シーケンスの動作確認試験を実施した。 本件では、テストベンチ開発とテストベンチを用いたInjectorのPPS、MPS、TSに関するインターフェース動作確認試験について報告する。