SAP090  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
コヒーレント遷移放射解析によるビーム幅診断
Beam diagnostic based on analysis of coherent transition radiation
 
○野澤 一太,菅 晃一,楊 金峰,小方 厚,近藤 孝文,神戸 正雄,法澤 公寛,小林 仁,吉田 陽一(阪大産研)
○Itta Nozawa, Koichi Kan, Jinfeng Yang, Atsushi Ogata, Takafumi Kondoh, Masao Gohdo, Kimihiro Norizawa, Hitoshi Kobayashi, Yoichi Yoshida (ISIR, Osaka Univ.)
 
阪大産研では、フェムト秒時間分解能を有するパルスラジオリシスが構築・利用されている。また、更なるパルスラジオリシス法の時間分解能向上のために、SバンドレーザーフォトカソードRF電子銃ライナックと高次収差補正用磁気パルス圧縮器を用いた超短パルス電子ビームの発生を行っている。これまでに、電子ビームパルス幅計測においては、電子ビームが発生するコヒーレント遷移放射(CTR)を、マイケルソン干渉計とボロメータを用いた自己相関の解析により、1つの周波数帯域のみを使用したパルス幅計測を行ってきた。そこで本研究では、ビーム圧縮条件の最適化により、超短パルス電子ビームを発生すると共に、従来よりも時間分解能を向上するために、2つの周波数帯域を有するマイケルソン干渉計を用いた電子ビームパルス幅計測を行った。