SAP081  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
ATF Damping Ringの周長変化
Variation of the ATF Damping Ring circumference
 
○内藤 孝,荒木 栄,浦川 順治,奥木 俊行,久保 浄,黒田 茂,照沼 信浩(高エネルギー加速器研究機構)
○Takashi Naito, Sakae Araki, Junji Urakawa, Toshiyuki Okugi, Kiyoshi Kubo, Shigeru Kuroda, Nobuhiro Terunuma (KEK)
 
ATF Damping Ringの周長は加速器建屋が温度調節されていないことから温度変化の影響を受け変動する。その変動要因は、外気温だけではなく、加速器トンネル内の温度、冷却水の温度、電磁石電源の発熱などが重なっており単純ではない。周長変化に対して加速周波数を微調することによって、ビーム軌道を一定にしている。138mの周長に対して加速周波数の微調量から求めた周長の変化量は年間で5mm以上に達する。(図1) 本稿では加速周波数の微調量から求めた周長変化と機械的計測との比較、加速周波数の微調機構、加速周波数の微調のためのリニアック冷却水の調整機構について報告する。