SAP070 ポスターセッション1 8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00 |
SAGA HIMAT用電磁石電源の開発 |
DEVELOPMENT OF POWER SUPPLIES FOR ELECTROMAGNETS OF SAGA HIMAT |
長谷川 智宏,久保田 健介,○山﨑 長治,斉藤 隆(東芝三菱電機産業システム(株)),内木 功(三菱電機(株)),高見 吉秀(三菱電機エンジニアリング(株)),金澤 光隆,遠藤 真広(九州国際重粒子線がん治療センター) |
Chihiro Hasegawa, Kensuke Kubota, ○Choji Yamazaki, Takashi Saito (TMEIC), Isao Uchiki (Mitsubishi Electric Corporation), Yoshihide Takami (Mitsubishi Electric Engineering Corporation), Mitsutaka Kanazawa, Masahiro Endo (Ion Beam Therapy Center, SAGA HIMAT Foundation) |
SAGA HIMATシンクロトロン用の偏向電磁石電源(2220A-1460V)、収束四極電磁石電源(780A-160V)、発散四極電磁石電源(415A-80V)を、2象限チョッパ回路方式により開発したので報告する。 性能としては、電流追従性(電流偏差)が±2×10-5以下、電流リプルが±2×10-6以下を実現した。 また、電源と電磁石間の配線が、電流リプルに及ぼす影響について解析により検討した結果、①配線は極力浮遊容量を小さくすること、②電磁石に対し、並列に抵抗を挿入することが、電流リプル低減に有効であることが分かった。この検討結果により、電磁石に並列抵抗を挿入することと、特に偏向電磁石電源では、電磁石間をブスバー配線として浮遊容量を低減する対策を実施した。これらの対策により、偏向電磁石電源での電流リプルは100~1kHzの領域で10-7台にまで低減することができた。 |