SAP065  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂2階ロビー 13:00 - 15:00
大電力スイッチング電源の開発
Development of High-Power Switching Power Supply
 
○遠藤 治,熊澤 伸彦,佐藤 和行,篠原 己拔(日本高周波株式会社),明本 光生,設楽 哲夫,中島 啓光,福田 茂樹,本間 博幸,道園 真一郎(高エネルギー加速器研究機構)
○Osamu Endo, Nobuhiko Kumazawa, Kazuyuki Sato, Kibatsu Shinohara (Nihon Koshuha Co., Ltd.), Mitsuo Akemoto, Tetsuo Shidara, Hiromitsu Nakajima, Shigeki Fukuda, Hiroyuki Honma, Shinichiro Michizono (High Energy Accelerator Research Organization)
 
本電源は、高エネルギー加速器研究機構電子陽電子入射器の高周波源である大電力クライストロン用パルス電源のPFN(パルス成形回路)コンデンサを高速充電するために使用する最大出力電圧43kV、充電電力30kJ/sの大電力スイッチング電源である。 この電源は、高速インバータ、高周波トランス及びダイオードブリッジ回路により高電圧を発生させる方式を採用している。 充電は直列共振回路による定電流充電方式を採用している。 出力電圧安定度は、電源三相、入力電圧AC420V±5%の変動に対して0.2%p-p以下を実現している。 また、クライストロン用パルス電源の運転稼働率を上げる為、繰り返し毎にサイラトロン自爆等の充電異常を監視し、それが連続する場合、電源を停止させるインターロック機能を有している。 現在、高エネルギー加速器研究機構において定格出力による長時間運転の耐久テストを行っている。