SAP057  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
SuperKEKB陽電子ダンピングリング用高周波加速空洞の大電力試験
High Power Testing of the RF Accelerating Cavity for the Positron Damping Ring at SuperKEKB
 
○阿部 哲郎,竹内 保直,影山 達也,坂井 浩,吉野 一男(高エネ研)
○Tetsuo Abe, Yasunao Takeuchi, Tatsuya Kageyama, Hiroshi Sakai, Kazuo Yoshino (KEK)
 
ナノビーム・スキームを基にするSuperKEKB主リングへの低エミッタンス・ビーム入射を実現するため、SuperKEKB入射器において陽電子ダンピングリングが導入される。当該ダンピングリングでは高周波加速構造として、KEKB加速器での長期安定運転に実績のある常伝導アレス(ARES)空洞系の高次モード減衰構造を基にして、限られたスペースにて最大3重連構成にて運転可能なUHF帯加速空洞を考案し、開発を進めてきた。 前回の発表では、試験空洞の開発、及び、その大電力試験の結果について報告した。本発表では、試験空洞の開発・試験結果を基に製作した実機1号機空洞について、その大電力試験の結果等を報告する。