SAP049  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
東芝におけるILC向け超伝導加速空洞の開発
Development of Superconducting Cavity for ILC at TOSHIBA
 
○太田 智子,高崎 正浩,金井 芳治,山田 正博,戸坂 泰造,黒岩 信好,森 和彦,野村 俊自,渡辺 順子,佐藤 潔和(東芝)
○Tomoko Ota, Masahiro Takasaki, Yoshiharu Kanai, Masahiro Yamada, Taizo Tosaka, Nobuyoshi Kuroiwa, Kazuhiko Mori, Toshiji Nomura, Junko Watanabe, Kiyokazu Sato (TOSHIBA)
 
東芝は2009年度より国際リニアコライダー(ILC)向け超伝導加速空洞の開発を開始し、高エネルギー加速器研究機構(KEK)との共同研究を開始した。これまでに2台の9セル超伝導加速空洞を試作し、KEKにて性能を測定した。この結果、2011年度に製作した2号機は最大加速電界36.1MV/m(@Q0値=7.3×10^9)を達成し、ILC向け超伝導加速空洞の仕様(35MV/m@Q0値=8×10^9)を満たした。また、2012年度は高調波取出しカプラー(HOMカプラー)を試作し、ノッチ周波数を測定した。東芝におけるILC向け超伝導加速空洞の開発状況について報告する。