SAP034  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
SuperKEKBにおけるLow Emittance Tuningのシミュレーション
Numerical Simulation of Low Emittance Tuning at SuperKEKB
 
○杉本 寛,大西 幸喜,森田 昭夫,小磯 晴代,生出 勝宣(高エネ研)
○Hiroshi Sugimoto, Yukiyoshi Ohnishi, Akio Morita, Haruyo Koiso, Katsunobu Oide (KEK)
 
SuperKEKBは人類未踏のルミノシティ・フロンティアを目指す、電子-陽電子の衝突型円形加速器である。具体的にはKEKBのピークルミノシティ2x10^34 cm^-2s^-1の40に相当する、8x10^35 cm^-2s^-1への到達が目標となる。基本的な戦略としては、KEKBに比べて、ビーム電流値を2倍、衝突点でのビームサイズを20分の1にする、というものである。ビームサイズを20分の1にするために、衝突点でのベータ関数を絞り込むと同時に、非常に高品質なビームが要求される。そのため、実機運転ではマシンの各種不確定要素に起因するエミッタンス増大の補正が必須課題になる。我々は、これまでに、各種のマシンエラーがエミッタンスに与える影響や、その補正方法を、主にシミュレーションを用いて検討してきた。本学会では、これまでの検討結果を報告する。