SAP015  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
NIRS-930サイクロトロンにおける照射野改善のための設計検討
Design Study for Improvement of irradiation field at NIRS-930 Cyclotron
 
○杉浦 彰則,北條 悟,片桐 健,中尾 政夫,野田 章,北村 尚(放医研),岡田 高典,�盒� 勇一,込山 明仁,本間 壽廣(加速器エンジニアリング),野田 耕二(放医研)
○Akinori Sugiura, Satoru Hojo, Ken Katagiri, Masao Nakao, Akira Noda, Hisashi Kitamura (nirs), Takanori Okada, Yuichi Takahasi, Akihito Komiyama, Toshihiro Honma (AEC), Koji Noda (nirs)
 
放射線医学総合研究所のNIRS-930サイクロトロン(K=110)には、9つの照射コースがある。その一つであるC-8コースの照射装置は、1977年に陽子線治療システムとして設計製作されたもので、現在は、電子素子の耐久試験や検出器の開発、細胞照射といった様々な目的に利用されている。この照射装置は、水平と垂直方向のワブラー電磁石と散乱体により構成されており、広い照射野のビームが利用されている。この広い照射野のビームの利用は、NIRS-930の主目的であるRI製造の次に多く、年間運転時間の約22%を占めている。C-8コースで主に利用されているビームは70 MeV陽子で、その照射野は8cmφでビームの均一度は±5%程度として供給を行っている。その時の散乱体はアルミ0.1 mmで、ワブラー電磁石の偏向角は7 mradで、ワブラー回転周波数は12Hzで照射野の形成を行っている。 そこで今回、さらに照射野を広げ、均一度を改善する検討を行った。照射野を広げ均一度を改善することにより、サンプルの照射位置による照射量の誤差も減らすことができ、一度に照射できるサンプルの数を増やし、照射実験を効率的に行うことができると考えられる。 目標照射野10cmφ、均一度±5%として照射装置の設計検討を行った。本報告では、現状と改良計画の検討結果について報告する。