SAP008  ポスターセッション1  8月3日 豊田講堂1階アトリウム 13:00 - 15:00
CSR逆コンプトン散乱によるILC偏極陽電子源のためのガンマ線生成
Geneeration of polaserized gamma-ray based on CSR-inverse Compton scattering for ILC positron source
 
○島田 美帆(高エネ研),Tecimer Mufit(ハワイ大学),羽島 良一(原子力機構),横谷 馨(高エネ研)
○Miho Shimada (KEK), Mufit Tecimer (Univ. Hawaii), Ryoichi Hajima (JAEA), Kaoru Yokoya (KEK)
 
円偏光陽電子源のために、10MeV以上の偏極ガンマ線源の開発が各施設で行われている。150GeV電子バンチおよび200m超伝導アンジュレータを用いる方法が現在のベースラインとなっているが、より小さい電子エネルギーで逆コンプトン散乱を行う方法も提案されている。 本発表では、中赤外線領域のCSRをベースとした逆コンプトン散乱によるガンマ線生成について提案する。偏向電磁石で放射したCSRはoptical cavityに蓄積され、後に続くショートパルスの電子バンチと相互作用することによってその光の強度を増す。Optical cavityは4枚もしくはそれ以上のミラーで構成し、同じcavity内で逆コンプトン散乱を行って偏極ガンマ線を生成する。ILCで必要とされるフラックスを満たすために、CWもしくは準CW運転を想定しており、エネルギー回収型線形加速器(ERL)を使用した場合について検討を行った。