SAOS11  加速器土木/加速器応用・産業利用1  8月3日 シンポジオン会議室 18:40 - 19:00
RF電子銃を用いたフェムト秒時間分解電子顕微鏡の開発
Femtosecond Electron Microscopy using photocathode RF gun
 
○楊 金峰,菅 晃一,近藤 孝文,成瀬 延康,吉田 陽一,谷村 克己(阪大産研),浦川 順治(高エネ機構)
○Jinfeng Yang, Koichi Kan, Takafumi Kondoh, Nobuyasu Naruse, Yoichi Yoshida, Katsumi Tanimura (ISIR, Osaka Univeristy), Jyunji Urakawa (KEK)
 
時間分解電子顕微鏡は、ナノスケールでの構造変化や高速物理・化学現象をリアルタイムで直接的に追跡することが可能であることから、広い学問分野で大きな注目を集めている。我々は、フォトカソードRF電子銃を用いて高品質フェムト秒短パルス電子ビームを発生し、この電子ビームを用いた時間分解MeV超高圧電子顕微鏡の開発を推進している。昨年10月に、世界に先駆けてフォトカソードRF電子銃を用いた時間分解電子顕微鏡の実証機を製作し、原理実証を行った。実証実験では、フォトカソードRF電子銃から発生したフェムト秒電子ビームを用いて、シングルショットでMeV電子線回折の測定に成功し、MeV電子顕微鏡イメージングに成功した。電子顕微鏡の拡大倍率は1700倍であり、イメージ像の解像度は30nm/pixelと達成できた。本大会では、RF電子銃を用いた時間分解MeV超高圧電子顕微鏡の開発現状、低エミッタンス・フェムト秒電子線パルスの発生、それを用いた金単結晶のMeV電子線回折とMeV電子顕微鏡の測定結果について報告する。