MOOS09  加速器技術(制御2)  8月5日 シンポジオン会議室 13:40 - 14:00
MADOCA II データー収集と蓄積システム
MADOCA II data acquisition and storage system
 
○山下 明広,籠 正裕,酒井 久伸(JASRI)
○Akihiro Yamashita, Masahiro Kago, Hisanobu Sakai (JASRI)
 
SPring-8では次世代の加速器制御フレームワークMADOCA IIを構築、 来春の本格導入に向けて準備中である。この新フレームワークの中の データー収集と蓄積の部分を扱う。現行のMADOCAはデーター収集の 通信にはONC-RPC、データー蓄積にはリレーショナルデータベースを16年間使用してきた。その中で得られた経験と近年の技術的進歩をを 新フレームワークに取り入れ設計をおこなった。新フレームワークでは 通信にはMessagepackとZeroMQ、蓄積にはNoSQL(Not only SQL)であるRedisとApache Cassandraを使用する。これらを使用することによって現システムと比較して高信頼、高性能、高拡張性かつ柔軟なデーター管理を実現した。本稿では新システムへの要求、設計、実装、長期テストの結果と性能について述べる。